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全国的にも人気の高い湯布院。こぢんまりとしてお洒落な宿やショップが並ぶ街並みは、散策するだけでもわくわくする程だ。初めての方には辻馬車やレンタル自転車での観光もオススメ。観光スポットのひとつ「湯の坪横丁」には、お土産屋のほか、足湯施設もある。共同浴場は11ヶ所あり、素朴な茅葺き屋根の立ち寄り湯「下ん湯(したんゆ)」、白煙を上げる鶴見山麓の真ん中に位置する温泉館「ゆふいんの秘郷 火口乃泉(かこうのいずみ)」などがある。 |
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天ヶ瀬温泉は、古くは豊後風土記にも登場した1300年もの歴史がある名湯。玖珠川沿いに湧く掛け流しの湯は、別府、湯布院と並ぶ豊後三大温泉のひとつに数えられる。名物は玖珠川沿いに点在する5つの共同浴場。まるで川に浸かっているような感覚が楽しめる個性溢れる野天風呂は、混浴なので少し勇気がいるものの、一度入れば忘れられない思い出になるだろう。 |
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“筋肉をほぐす湯”ということから“筋湯温泉”と名付けられ、肩こり等に効能があるとされている。この名湯、せっかくなので宿泊先の宿だけでなく、温泉街にある4つの共同浴場でも堪能したい。約2mの高さから湯が落ちる「うたせ大浴場」は、“日本一のうたせ湯” の異名をとる浴場。共同浴場とはいえ、すべて清潔で風情もあり、しっとりと湯巡りを楽しみたい人にもオススメだ。 |
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ここ長湯温泉は珍しい炭酸泉の湯が湧く、全国的に見ても非常に貴重な温泉地。豊富な湧出量やその泉質の良さから“日本一の炭酸泉”と称されている。浸かれば心臓病や神経痛、飲めば胃腸病などに効果があるという。また炭酸泉の湯はその性質から湯温は低めとなり、この温い湯に“長湯”するのが、長湯温泉の正しい楽しみ方である。
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「九州の小京都」とも呼ばれる日田温泉郷。当時の面影を今に残す豆田町は商家が集中していたこともあり、毎年2月〜3月に行われる「天領日田おひなまつり」では、その栄華を物語るように代々伝わる雅やかな雛たちが一斉に公開される。また、市内の中心を流れる三隈川では鵜飼いが行われ、水面に浮かぶ屋形舟と共に夏の風物詩となっている。 |
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地球上にある泉質全11種類のうち、なんと10種類を有する別府温泉。湧出量は日本一、世界では第二位を誇り、まさに世界に名だたる湯天国だ。そんなこの町は大きく8つの温泉地に分けられ、通称“別府八湯”と呼ばれている。この豊富な大温泉地帯の中で88湯をめぐるスタンプラリー「別府八湯温泉道」は、全国各地から温泉通がこぞってチャレンジするほど人気がある。 |
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古くからの湯治場としても有名で、昔ながらの共同浴場が観光客に人気の温泉地。江戸の昔よりこの地を見続けてきた石畳の坂道は、今では湯平のメインストリートだ。両側には、40軒あまりの温泉宿が軒を連ねている。街を覆う鄙びた風情や情緒ある佇まいは、この石畳に依るところが大きい。またこの道の裏を流れる花合野川も、湯平を語るうえでは外せない。ほのぼのとした雰囲気が旅人にどこか懐かしい想いを抱かせる。 |
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薩摩半島東南端に位置する指宿温泉郷。錦江湾に面した海岸沿い約5km に渡り、温泉が湧き出ている。かつて薩摩藩主が愛用していたという「殿様湯」をはじめ、9つの公衆浴場が存在し、鄙びた風情が多くの温泉ファンを魅了してやまない。名物の「砂むし温泉」は海岸沿いに並ぶ砂むし会館や温泉旅館で体験することができる。
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その高千穂峰の懐から湧き出る名湯・霧島温泉郷は、大小様々な温泉地から成り立つ霧島観光の拠点。それぞれに異なる泉質を持つ温泉は湯治としての利用も多く、周辺には数多くの大型ホテルや旅館が軒を連ね賑わいを見せる。駅など各所に足湯が設置されていたり、温泉の蒸気を利用した温泉卵などが販売されていたりと、豊かな温泉の恵みが随所に感じられる。
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